【5月14日付社説】性犯罪日常化政党が韓国国会を掌握し立法暴走中

 韓国野党・共に民主党の朴完柱(パク・ワンジュ)議員による性犯罪は個人の問題ではない。韓国の政治を支配している共に民主党の大物政治家が筆舌に尽くしがたいほど悪質な性犯罪者だった。さらに大きな問題は、共に民主党で性犯罪がほぼ日常のレベルで繰り返されているという事実だ。こんな政党が国会を掌握し、立法暴走を続けているのだ。

 共に民主党のパク・チヒョン非常対策委員長は朴完柱議員の性犯罪事件について「共に民主党はそれでも手術中だが、(与党)国民の力は隠している」と他党の非難を始めた。李在明(イ・ジェミョン)総括選挙対策委員長は「パク委員長の見解に共感する」と述べた。謝罪もしなかった。執行部の別の議員らも一切口を閉じた。数々の性犯罪で批判を受けながら何も変わっていないのだ。

 今回の事件は昨年12月に発生し、その後5カ月にわたり隠蔽(いんぺい)されてきた。先月被害の通報があった後も共に民主党は隠し続けた。朴完柱議員は被害者の辞職届を勝手に作成し、自分で署名して国会に提出したという。故意に隠蔽しうやむやにしたかどうかも解明しなければならない。また共に民主党の金元二(キム・ウォンイ)議員は自らの補佐官による性的暴行事件と関連して「2次加害に加担した」との疑惑が浮上している。つい先日虚偽発言で問題になったばかりの崔康旭(チェ・ガンウク)議員にも新たな疑惑が持ち上がった。しかしどれもまともな真相解明は行われていない。根本的な再発防止策も取らないまま適当にやり過ごそうとしているのだ。

 共に民主党はこれまで「女性の保護が最優先」と主張し、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は「フェミニスト大統領になる」と語ってきた。選挙で女性の票も多く獲得した。ところがこの前政権の実態は「フェミ」とは正反対だった。安熙正(アン・ヒジョン)元忠清南道知事と呉巨敦(オ・ゴドン)元釜山市長は部下の女性職員に対する性犯罪で逮捕され、朴元淳(パク・ウォンスン)元ソウル市長もセクハラ容疑が浮上し自殺した。これ以外にも「ミー・トゥー」問題で名前が上がるとか、ポッドキャストに出演した時も同じような問題が繰り返された。共に民主党の地域委員長や市議会議員も飲食店の女性従業員にセクハラを行っていた。

 ところが共に民主党議員らは被害者を「被害呼訴人」と呼び、自ら2次加害に加担していた。加害者の朴元淳元市長を「清い方」などと擁護した。「被害者中心主義」を叫んでいた文前大統領も最後まで沈黙した。呉巨敦元市長による犯罪は総選挙まで隠蔽され、捜査と裁判にも1年以上かかった。慰安婦被害者女性を利用し私腹を肥やした容疑で起訴された尹美香(ユン・ミヒャン)議員は議員辞職していない。李在明・前京畿道知事は残酷な殺人事件を「デート暴力」と表現した。

 性犯罪に加担した人物のほとんどはかつての運動圏出身だ。これらの性犯罪者を擁護する人物もほとんどが元運動圏だ。驚くべきことにその中には女性議員も数多くいる。彼らは自分たちの問題が暴露されると逆ギレし、集団で被害者を攻撃してきたが、今回も同じパターンが繰り返されている。「つらい。心から謝罪する」と言ったかと思えば、次の日には態度が一変し、「反省する」と言いつつ逆に被害者や周囲を攻撃するのだ。共に民主党は女性を保護する「フェミ政党」という言葉だけでも使わないでほしい。

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