中国「大気圏外弾道ミサイル迎撃試験に成功」

2010年以降、これで6回目

 中国軍当局が19日、大気圏外での敵の弾道ミサイル迎撃を想定した試験を実施したと発表した。中国が大気圏外弾道ミサイル迎撃試験を行うのは、昨年2月以来およそ1年4カ月ぶりだ。中国紙「環球時報」は、これまでに弾道ミサイルのミッドコースフェイズ迎撃試験を行った国は中国のほかは米国、日本だけだと伝えた。

 中国国防部(省に相当)は19日の夜、ホームページを通して「19日夕、中国内部の地上基地でミッドコースフェイズ迎撃の技術試験を行い、所期の目的を達成した」と発表した。中国が弾道ミサイルのミッドコースフェイズ迎撃試験を実施したと公表するのは、2010年以降13・14・18・21年に続き今回が6回目で、ジョー・バイデン政権発足後としては2回目だ。

 韓国に配備されたパトリオットやTHAAD(高高度防衛ミサイル)が、敵のミサイルの落下してくるターミナルフェイズで迎撃する技術だとすると、中国が明らかにしたミッドコースフェイズ迎撃は、ミサイルが大気圏外を飛んでいる段階で迎撃する技術だ。このためには、大気圏外を高速で移動するミサイルを追跡できる陸・海・空観測システムと、強力な推進力を持つ迎撃ミサイルが必要になる。

 中国は核攻撃能力を拡充すると同時に、米国や同盟国の弾道ミサイル攻撃を阻止する予報・迎撃能力も育成している。中国中央テレビの番組でインタビューに応じた中国の軍事専門家は「中国は各能力の発展に限界があるので、適切な防衛能力を発展させて自らが保有する核兵器の生存能力を確保しなければならない」と語った。また、米国の軍事専門メディア「ディフェンスニュース」は今年4月、民間の衛星会社の衛星写真を引用し、中国が山東省沂源県に超大型早期警戒レーダーを新たに設置していると報じた。

北京=パク・スチャン特派員

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