共に民主党が崔康旭議員のセクハラ発言を認定、6カ月の党員資格停止処分

共に民主党が崔康旭議員のセクハラ発言を認定、6カ月の党員資格停止処分

 共に民主党倫理審判院は20日、同僚男性議員へのセクハラ発言を巡る釈明で論議を呼んだ崔康旭(チェ・ガンウク)議員に党員資格停止6カ月の懲戒処分を下した。問題の発言があった4月28日から53日がたった時点で、民主党が崔議員の釈明は嘘だとの判断を示した格好だ。しかし、釈明のために会議に出席した崔議員は改めてセクハラ疑惑を否認した。

 民主党法律委員長である金会在(キム・フェジェ)議員は同日夜、倫理審判院の会議後、「崔議員に対し、党員資格停止6カ月の重い懲戒を決めた」とし、「崔議員が法制司法委員会のオンライン会議で女性補佐陣などが参加する中で不適切な発言をした点、釈明する過程でそれを否認し、被害者に心的苦痛を与え続けた点、党内外の波紋が大きかった点などを総合的に考慮した」と話した。「満場一致」の決定だった。党の最高議決機関である非常対策委が議決すれば懲戒が確定し、崔議員は党内での選挙権・被選挙権など全ての党員権限を剥奪される。8月の党大会では出馬も投票もできない。懲戒処分は2年後の総選挙公認審査でも減点要素となる。

 崔議員は4月、法制司法委所属の民主党議員·補佐陣とオンライン会議をしながら画面をオンにしなかった同僚議員に「○○○(自慰行為を示す隠語)しに行ったのか」というセクハラ発言をした疑惑が持たれた。会議に出席した女性補佐陣が党に申告したことで事件が明るみになると、崔議員の補佐陣はマスコミを通じ、「○○○ではなく、チャルチャリ(問題の隠語と発音が似ているコインゲームの名前)だ」と釈明し、論争が拡大した。崔議員は遅れて謝罪文を出したが、セクハラの事実は認めなかった。

 崔議員は20日もセクハラを認めなかったという。民主党は「(セクハラに及んだという)直接的資料はなく、間接的は示されている。事実関係について委員全員が同じ判断をした」と説明した。崔議員が最後まで否認したにもかかわらず、セクハラ発言があったという事実について、倫理審判院の委員全員に異論がなかった。金議員は懲戒処分のレベルについて、「さまざまな意見があったが、最も多くの同意を集めた案に決めた。その部分について、全委員が満場一致で最終決定した」と話した。

 崔議員は「結果が出たのかはわからない」と言い残し、会議の場所を離れた。崔議員は7日以内に再審を申し立てられる。崔議員の懲戒処分が伝えられると、民主党の党員掲示板には「懲戒を取り消せ」「民主党は狂った」「撤回要求陳情書を出す」といった熱狂的支持層の書き込みが相次いだ。

パク・サンギ記者

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