香港で韓国語が人気、大学入試第2外国語試験の選択科目に

 韓国語が2025年から香港の大学入学共通試験(香港中学文憑=DSE)の第2外国語選択科目になった。韓流ブームに乗って韓国語に対する若者層の関心が高まり、教育当局が大学入試試験の科目に追加したものだ。

 香港駐在の韓国総領事館が22日に明らかにしたところによると、香港試験評価局は2025年から日本語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・ヒンズー語・ウルドゥー語の6言語に続き、韓国語を第2外国語試験科目として追加すると発表した。韓国語を第2外国語に選んだ香港の受験生は韓国語能力試験(TOPIK)を受験し、その点数を入試の成績に利用することになる。TOPIKは外国人や海外在住の韓国系の人々の韓国語使用能力を評価する試験で、昨年は75カ国で33万人が受験した。

 香港では最近、韓国のポップカルチャーに対する関心が高まっている。動画配信サービス「NETFLIX(ネットフリックス)」の香港における人気ドラマ上位10作品のうち、5作品が韓国ドラマだ。明報など香港紙主要日刊紙は韓国人俳優の動静を韓国の新聞より大きく報道している。香港大学には韓国学科が開設されており、6大学で教養科目や副専攻科目として韓国語を採用している。

 中国本土の場合、280以上の大学で3万人の学生が韓国語を学んでいるが、大学入試の外国語科目に韓国語は入っていない。中国の大学受験生は英語・日本語・ロシア語・ドイツ語・フランス語・スペイン語の中から1言語を選択しなければならない。中国政府は主要外国語に韓国語を含めていない。

北京=パク・スチャン特派員

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