文在寅政権、6・25戦争支援国デンマークに「国連司令部除外」を一方的に通告【独自】

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 6・25戦争(朝鮮戦争)が起きると、国際社会は先を争うように遠い国の自由を守ろうと動き、国連軍司令部が設置されました。7日で73周年を迎えます。そのうち真っ先に病院船を派遣する支援意向を表明したのは、当時の韓国とは関係が薄かったデンマークでした。ところが、文在寅(ムン・ジェイン)政権はデンマークを国連軍司令部から除外すると一方的に通告し、外交上の対立が起きていたことが明らかになりました。なぜそんなことが起きたのか、ユン・ドンビン記者の独自報道です。

【TV朝鮮ニュース動画】文政権、デンマークに「国連司令部除外」を一方的に通告

 (リポート)

 国連軍司令部は1950年に6・25戦争が起きた直後、韓国を支援するために国連安保理決議で創設されました。戦闘兵力を派遣した14カ国と医療支援を行った3カ国の計17カ国が現在の構成国となっています。

 ところが、2019年8月、文在寅政権の韓国国防部は「戦闘兵力を派遣した国だけが国連軍司令部に参謀を派遣できる」と通告しました。戦争当時、病院船と630人規模の医療スタッフを派遣したデンマークを国連軍司令部参謀部から除外する内容です。

 北朝鮮は終戦宣言を目指す文在寅政権に対し、国連軍司令部の解体を求めていました。

 (北朝鮮のキム・インチョル国連代表部書記官=2018年10月)

 「韓国にある国連軍司令部は怪物のような組織です。 早期に解体されるべきです」

 在韓デンマーク大使館は外交問題であるため、公式な立場を表明しませんでしたが、当時の記録からは対応に苦慮した状況がうかがえます。デンマーク大使館は「韓国がデンマークを6・25戦争の戦力提供国として認めないことには同意できない」「デンマークの国連軍司令部での活動と貢献を全面的に見直す」と韓国政府に伝えました。

 2021年5月には国連軍司令部も韓国国防省に書簡で懸念を表明しました。しかし、文在寅政権は方針を変えず、デンマークの将校には結局ビザが下りませんでした。デンマークは尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権発足後の今年初めに国連軍司令部に復帰しました。TV朝鮮のユン・ドンビンがお伝えしました。

(2023年7月6日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)

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