韓米合同軍事演習の第2部開始 米戦略兵器展開か

【ソウル聯合ニュース】韓国と米国は28日、定例の合同軍事演習「乙支フリーダムシールド(UFS、自由の盾)」の第2部を開始した。

 UFSは2部構成で今月21日に始まった。25日までの第1部は戦時や災害など非常事態に備えて行う政府演習(乙支演習)と連携して実施し、国の総力戦の遂行能力を点検した。

 31日までの第2部の演習は軍単独で実施する。韓米の陸海空軍と海兵隊が参加し、小隊級から旅団級部隊の訓練を行う。在韓米宇宙軍と米本土の宇宙軍も参加する。在韓米宇宙軍は昨年創設され、域内のミサイル警報や全地球測位システム(GPS)、衛星通信に関する任務を遂行する。

 演習期間中、合同統合火力訓練や空軍の訓練など30以上の合同野外機動訓練を行う。UFSの期間に行う野外機動訓練の数は昨年の13から大幅に増えた。北朝鮮の核・ミサイル脅威が高まるなか、連合対応能力の強化を図る狙いとみられる。

 今回の演習には国連軍司令部のメンバー国であるオーストラリア、カナダ、フランス、英国、ギリシャ、イタリア、ニュージーランド、フィリピン、タイなども参加している。朝鮮戦争休戦協定の履行と順守を確認・監督する中立国監視委員会が演習の遂行過程を確認する。

 演習期間中には、B1B戦略爆撃機など米軍の戦略兵器が展開される可能性も高いという。

 北朝鮮は今月24日に軍事偵察衛星の再打ち上げを強行しており、韓国軍は演習期間中の北朝鮮の挑発に対応して北朝鮮への監視と備えを強化している。

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