北朝鮮の長距離巡航ミサイル発射 「すべて成功したわけではない」=韓国軍

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が2日未明に長距離戦略巡航ミサイル2発を発射し、「核打撃任務を正確に遂行した」と公表したことについて、韓国軍合同参謀本部は3日、聯合ニュースの取材に対し、「分析の結果、北の発表は誇張されている(ことが判明した)」として、「すべてが成功したわけではない」と明らかにした。

 北朝鮮の朝鮮中央通信はミサイル2発のうち1発の飛行と空中爆発の写真だけを掲載した。北朝鮮の国営メディアは通常、兵器の実験が成功した場合は対外的に国防力を誇示するため関連内容を大々的に宣伝するが、2発のうち1発の写真を掲載しなかったのは失敗したためとみられる。

 合同参謀本部は北朝鮮が先月30日の深夜に発射した短距離弾道ミサイル2発に関しても分析する必要があると明らかにし、一部が失敗した可能性を示唆した。北朝鮮は先月30日午後11時40分から11時50分にかけて平壌の順安付近から朝鮮半島東の東海に向け短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表。「戦術核打撃訓練」を実施したと伝えた。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい