北朝鮮が初の「戦術核攻撃潜水艦」進水式 SLBM搭載と推定

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、水中で核攻撃が可能な初の「戦術核攻撃潜水艦」の進水式が6日に行われ、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が出席したと報じた。

 北朝鮮が建造した戦術核攻撃潜水艦はロメオ級の改良型(3000トン級)と推定される。公開された写真をみると、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射できる発射管が搭載されている。小さい発射管が6本、大きい発射管が4本ある。韓国軍の消息筋は「既存のロメオ級潜水艦にはSLBM発射管がなかったが、ロメオ級を改良し発射管を設置したとみられる」と述べた。核魚雷「ヘイル(津波)」も搭載しているとみられる。

 金正恩氏は進水式で「海軍の核武装化は先送りすることも、遅らせることもできない切迫した時代的課題」だとして、「戦術核を搭載した水中・水上艦艇を海軍に引き渡す事業に拍車をかけ、海軍が戦略的任務を円滑に遂行できるようにしなければならない」と強調した。また、「今後計画されている新型潜水艦、特に核推進潜水艦とともに既存の中型潜水艦も発展した動力体系を導入し、全般的な潜航作戦能力を向上」させると述べ、原子力潜水艦を建造する方針を明らかにした。

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