北朝鮮 金正恩氏とプーチン氏の会談控えて弾道ミサイル2発発射

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は13日、北朝鮮が同日午前11時43分ごろから同53分ごろにかけ、平壌・順安付近から朝鮮半島東側の東海上に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表した。

 北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのは先月30日に短距離弾道ミサイル2発を発射して以来となる。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)はロシアを訪問しており、この日午後に極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地でプーチン大統領と首脳会談を行う見通しだ。

 韓国政府系シンクタンク・統一研究院の洪珉(ホン・ミン)北朝鮮研究室長は「最高指導者が海外にいる状況で北がミサイルを発射したのは初めてとみられる」として、「指導者が不在でも軍事的準備態勢を万全に整えているという自信の表れ」と分析した。

 北朝鮮の弾道ミサイル発射はロ朝首脳会談をけん制する米国に対抗する狙いもあるとみられる。

 合同参謀本部は「軍は追加発射に備え、監視と警戒を強化した中、韓米が緊密に連携しながら万全の対応態勢を維持している」と明らかにした。

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