採決前日に「不逮捕特権放棄」の約束破った共に民主・李在明代表、党内造反で逮捕同意案可決

 韓国の進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する逮捕同意案が可決された。

【写真】韓国国会前で行われた李在明代表逮捕同意案の否決を求める集会

 韓国国会は21日午後、本会議を開いて李代表の逮捕同意案を評決に付し、賛成149票、反対136票、棄権6票、無効4票の賛成多数で可決した。

 これより、李代表の身柄を拘束するかどうかは裁判所の令状実質審査にて決定される予定だ。

 韓国政界では、李代表の20日のメッセージが結果的に「逆風」になった、との分析がなされている。

 李代表は20日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(会員制交流サービス)のアカウントを通して「明白に違法不当な今回の逮捕同意案の可決は政治検察の工作捜査に翼を付けてやるもの」とコメントし、事実上、同意案の否決を訴えた。

 李代表は、先に自ら公言していた不逮捕特権放棄宣言を翻し、これに伴って非李在明系議員を中心に造反者が出たものとみられる。

チェ・スヨン記者
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  • ▲韓国国会の金振杓(キム・ジンピョ)議長が21日、国会本会議場で、李在明・共に民主党代表の逮捕同意案可決を宣言している。/写真=聯合ニュース

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