文政権時代の韓国文化体育観光部、「反国家団体」朝鮮総連に税金をばらまいていた【独自】

北朝鮮関連の芸術行事などを4年にわたり支援

文政権時代の韓国文化体育観光部、「反国家団体」朝鮮総連に税金をばらまいていた【独自】

 文在寅(ムン・ジェイン)前政権当時の文化体育観光部(省に相当、以下同じ)傘下機関が朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)関連団体に4年にわたり国費を支援していたことが分かった。朝鮮総連は韓国の大法院(最高裁判所に相当)で「反国家団体」に指定されているため、朝鮮総連と接触する際には韓国統一部に事前申告しなければならない。ところが上記の支援が行われるに当たって申告書などは一切提出されていなかったという。接触の段階から実際に支援が行われるまで全てに問題があったのだ。

【写真】「カムトーーク」 福岡朝鮮歌舞団のイベントポスター

 韓国与党・国民の力のペ・ヒョンジン議員の事務所によると、文化体育観光部傘下の韓国文化芸術委員会は2019年から22年までの4年間、朝鮮総連系の「福岡朝鮮歌舞団」が参加する文化関連のイベントなどが釜山で開催される際、総額1億2150万ウォン(約1337万円)を支援した。1966年に結成された福岡朝鮮歌舞団は朝鮮総連の公式ホームページでも紹介されており、普段から日本で「私の国が一番良い!朝鮮民主主義人民共和国トークショー」などのイベントを行ってきた。

 韓国文化芸術委員会は南北文化芸術交流支援事業の一環として2019年に釜山で開催された「ハムケヘヨコンサート」をはじめとして、2022年の「ワン・コリア・サイファー釜山」に至るまで毎年朝鮮総連の公演を支援していた。同委員会に提出された交付金支援申請書には「福岡朝鮮歌舞団は北朝鮮の民俗芸術を継承した芸術団」と紹介されている。ところが「利敵団体や反国家団体を支援した内訳はあるのか」との問い合わせに文化体育観光部は「そのような事実はない」と回答しており、現状把握は困難な状況にある。南北文化芸術交流支援事業は南北関係の悪化を受け今年から予算は配分されていない。

 ペ・ヒョンジン議員は「文在寅政権当時、文化体育観光部が韓国国民の税金で反国家団体まで支援していたが、その時に韓国の文化芸術関係者や団体はコロナなどで枯死直前に追い込まれ、深刻な苦痛を受けていた」「文化体育観光部は反国家団体に国民の税金が投入されたかどうかさえまともに把握できていない。これも深刻な問題だ」と指摘した。

ヤン・ジヘ記者

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