なぜインドでは医学部よりも工学部の方が人気なのか【朝鮮日報・寄稿】

 最先端科学技術を巡る競争力が国家の競争力となっている状況で、このまま行けば数年以内に韓国の国家競争力が低下することは明白だ。すでに韓国の潜在成長率が先進国の中でも最低といった見通しが国内外で提示されている。

 理工系専攻者に対するさまざまな支援を講じなければならない時を迎えている。韓国が発展途上国から先進国に進入できた背景には、政府による大胆な科学技術成長政策と理工系研究人材の育成のための積極的な支援があった。入試および教育政策から社会的認識の変化まで多くの努力が後押しされなければならない。まず、エンジニア上がりの人材を高位官僚として特別採用することを提案する。政府の政策を決定する高官に理工系出身の研究者を特別採用することで、企業や大学など現場の立場が反映された政策を樹立しなければならない。国家戦略に必要な技術分野の人材と企業に対し、税制優遇など画期的な支援策を提供する必要性がある。あるいは、小・中学校の生徒を対象とした科学キャンプなどのプログラムを拡大することも考慮に値する。幼い頃からさまざまな科学技術分野に触れる機会を提供しつつ、理工系分野への進路選択と進学を誘導していくことも必要だ。

 月に行きたいという欲望が、われわれの人生において必要不可欠な科学技術を発明する機会となった。マスクは火星に居住する夢を見て、その目標に向け疾走している。インドの大学の研究室では、世界的な起業家を夢見て、今も徹夜で研究している。韓国の若い青年たちはどれくらい夢を見ているだろうか。韓国社会の古い枠組みにとらわれて、青年たちが特定の職業群に傾く現象を見守ることは、われわれの未来を諦めるのと何ら変わらない。

慶北大学ホン・ウォンファ総長

【表】QSアジア大学評価ランキング2023 TOP10入りはこの大学

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