【TV朝鮮】(アンカー)
米大リーグでアジア人内野手として初めてゴールドグラブ賞を受賞したサンディエゴ・パドレスの金河成(キム・ハソン)選手が、かつて韓国の同じチームでプレーしていた後輩に当たる元選手を訴えました。金河成選手は「暴行を巡って脅され、金をゆすり取られた」と、脅迫され続けてきたと主張していますが、後輩の元選手は「金河成選手に常習的に暴行されていた」と反論しました。
チョン・ウナ記者が取材しました。
【写真】TV朝鮮に顔と名前を公開してインタビューに応じる元プロ野球選手の林恵東氏
(記者リポート)
大リーガーの金河成選手が元所属チームの後輩・林恵東(イム・ヘドン)氏を告訴したのは、過去に発生した暴行事件のためです。
金河成選手は米国進出直前の2021年2月、ソウル・江南の飲食店で林恵東氏ともみ合いになりましたが、林恵東氏は暴行の被害に遭ったと主張し、数億ウォン(数千万円)を奪ったということです。
大リーグ入りを前に、事が大きくなることを望まなかったので、お金を払って示談で終わりにしたものの、このほど金河成選手がゴールドグラブ賞を受賞して以降、林恵東氏は再びお金を要求し始めたため、恐喝などで警察に告訴することにした、と明らかにしました。
ところが、林恵東氏の見解は違います。TV朝鮮に顔と名前を公開し、「かつて金河成選手から常習的に暴行を受けていたが、最近脅迫したことはない」と主張しました。
(林恵東氏 /元プロ野球選手)
「お酒を飲むと常習的に私に対して暴行しました。2年間連絡していません。金銭の要求などは一度もありませんでした」
2人は相反する主張を展開し、対立している状況です。
(警察関係者)
「必要であれば対質尋問も可能です。そのように進められるでしょう」
金河成選手に対する事情聴取を終えた警察は、関連内容をもとに近く林恵東氏を呼び、食い違っている主張に関して捜査を続けていく方針です。
TV朝鮮のチョン・ウナがお伝えしました。
(2023年12月7日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)