大庄洞事件ユ・ドンギュ氏、共に民主・李在明代表の尋問に「いつも鄭鎮相氏を前に立たせて後ろに隠れていたじゃないか」とやり返す 

「李氏はやり方をよく知っているだけに、避けていく方法もよく知っている」

 ユ・ドンギュ元城南都市開発公社企画本部長が30日、いわゆる「大庄洞裁判」の証人として出席し「李在明(イ・ジェミョン)民主党代表はいつも鄭鎮相(チョン・ジンサン=元民主党政務調整室長)氏を前面に立たせ、自分は後ろに隠れる」と証言した。

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 この日、ソウル中央地裁刑事33部(裁判長:金東鉉〈キム・ドンヒョン〉部長判事)の審理で開かれた「大庄洞・慰礼・城南FC・ペクヒョン洞疑惑」裁判でユ氏は、自分を直接尋問する李代表に対しこのように答え、舌戦を繰り広げた。この裁判の最初の証人として採択されたユ氏は、既に7回にわたり証人として出席し、李代表とたびたび衝突していた。

 ユ氏は法廷で、2013年に大庄洞開発関連の民間業者の南旭(ナム・ウク)弁護士に3億ウォン(現在のレートで約3330万円)を要求し、これを李代表の側近の鄭鎮相氏と共有したと証言した。ここで李代表が「(城南市長時代)幹部会議のとき、『業者と交流したらいつかは必ず引っかかる』という話を聞いたことがあるのではないか」と尋ねると「何回もおっしゃった」と答えた。

 すると李代表は「それでも証人は『(南旭弁護士に)3億ウォンを要求しよう』という話を鄭鎮相にしたというのか」と指摘し、ユ氏は「市長さん、それなら私が(費用を)出したホテルになぜ行ったんですか」と切り返した。続いて「釜山のホテルに行かれたとき、私が(費用を)出したこと、知らなかったんですか。領収証もありますが」と言った。ユ氏は、李代表が2014年に城南市長再選に成功した後、釜山・海雲台のホテルに滞在した際に要した休暇費などを自分のポケットマネーで支払ったと主張してきた。

 李代表はまた「(城南市長時代)捜査技法についての話も何度もやった」とし「大庄洞など開発事業は捜査を受けるので手続きに背いたり、問題になる余地をつくったりしてはいけないと言ったことを記憶していないか」と尋ねた。ユ氏はこれに、声を強めて「市長さんはやり方をよく知っているだけに、避けていく方法もよく知っているらしい」「いつも鄭鎮相氏を前に立たせて後ろに隠れているから、自分には(捜査が)及ばないだろうと思っている」と述べた。

 ユ氏はこの日、自分が李代表の選挙運動を非公式に支援する「別働部隊」役を果たしていたとも主張した。李代表の弁護人がユ氏に「(李代表の)2018年地方選京畿道知事陣営、21年民主党代表選候補予備選陣営、22年大統領選陣営に参加した事実はないですね」と尋ねると、ユ氏は「陣営に入らなかったが、どうして私は京畿観光公社の社長をやったのだろうか」と問い返し、さらに「(李代表を)助けずに人ごとのように考えていたら、(社長ポストに)就くことはできなかった」「鄭氏は私を別働部隊と呼んだ」と証言した。これに弁護人は「公式なものではないが、活動をしたという意味か」と尋ね、ユ氏は「はい」と答えた。

パン・グクリョル記者

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  • ▲李在明・民主党代表とユ・ドンギュ元城南都市開発公社企画本部長。/ナム・ガンホ記者

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