「輸出回復も消費鈍化・建設投資不振」 物価下がらず=韓国政府報告書

【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部は15日公表した経済動向報告書(グリーンブック)で、最近の韓国経済について「物価鈍化の流れがやや停滞している中、製造業の生産・輸出を中心とする景気回復の流れと雇用好調が続いている」としたうえで、「民間消費鈍化・建設投資不振など経済部門によって回復速度に差がある」と分析した。 

 政府は先月のグリーンブックでも、民間消費鈍化、建設投資不振の可視化など部門によって回復速度に差があるとの見方を示した。

 建設投資については1月の「不振を憂慮」から先月は「不振の可視化」、今月は「不振」と表現が変更されており、建設景気の悪化を反映したものと受け止められる。

 最近の韓国経済は、半導体を中心に輸出の回復傾向が鮮明になっている。

 先月の輸出は、前年同月比4.8%増の524億1000万ドル(約7兆7700億円)を記録。半導体(67.0%増)を含む15大主要輸出品目のうち6品目で増加した。

 製造業の生産は前月比1.4%減少したが、前年同月比では13.7%増えた。 前年同月比では半導体(44.1%増)、自動車(13.2%増)などが大幅に増加した。

 内需は不振が続いており、昨年10~12月期の民間消費(国内総生産=GDP)は前期比0.2%増、前年同期比では0.9%増にとどまった。

 1月の小売販売は耐久財(1.0%減)、半耐久財(1.4%減)が減少したが、非耐久財(2.3%増)が増加し、前月比0.8%増加した。 前年同月比では3.4%減となっている。

 同月の設備投資指数は運送装備(12.4%減)、機械類(3.4%減)の投資が減り、前月比5.6%減少した。前年同月比では4.1%増加した。

 昨年10~12月期の建設投資(GDP暫定値)は前期比4.5%減少した。

 先月の物価は石油類の価格が上昇したほか、果物・野菜など農産物の価格が高騰。前月比3.1%上昇した。

 政府は先月「物価上昇の勢いが鈍化している」と判断したが、今月は「物価鈍化の流れがやや停滞している」と修正した。

 企画財政部の担当者は「2月の物価上昇率は反発したが、3月はどうなるか見守る必要がある」と述べた。  

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