韓国 けさのニュース(4月15日)

◇老齢年金受給額 男女間で大きな開き

 韓国で国民年金制度の恩恵を受ける女性が着実に増えているが、男性と比べると受給額に大きな差があることが分かった。国民年金公団によると、2023年11月時点で老齢年金(一定の年齢になると受給できる国民年金)を受給する女性の数は209万人で、1999年末(3万人)に比べ62.5倍に急増した。月平均受給額も99年末の17万3362ウォン(約1万9000円)から23年11月には39万845ウォンと2.3倍に増加した。一方、男性は23年11月時点で336万人が老齢年金を受給し、月平均受給額は75万6898ウォンだった。

◇政府と医療界の対立続く 研修医は福祉部次官を告訴へ

 総選挙が終了した後も、政府は大学医学部の入学定員増員など医療改革について特に立場を示しておらず、医療界との対立は解消の兆しが見えない。保健福祉部によると、政府は15日午前に予定されていた中央災難(災害)安全対策本部の記者会見を前日午後に取りやめた。同部の関係者は「新たな案件や追加で申し上げることが多くなく、会見がキャンセルされた」と説明した。一方、職場を離れた研修医1325人はこの日、朴敏守(パク・ミンス)保健福祉部第2次官を職権乱用と権利行使妨害の疑いで告訴する。

◇ソウル市転入数「教育のため」が過去最多 転出超過は続く

 昨年、進学・学業や子どもの教育など「教育」を目的にしたソウル市への転入者数が過去最多を記録したことが分かった。ソウルは住宅価格の高騰や厳しい競争、人口密度の高さといったさまざまな理由から毎年、転出が転入を上回っているが、教育と仕事に限ってはソウルへの流入が続いている。統計庁の国家統計ポータルによると、23年に行政区域をまたいでソウルへ移動した人は120万7000人だった。13年以降は七つの理由別に転入・転出を調べており、昨年は「教育」を理由とするソウル転入者数が9万2000人と、これまでで最も多かった。

◇全国的に雨 最高気温17~23度

 週明け15日の天気は全国的に曇りや雨となる見通しだ。雨は忠清南道の西海岸と全羅道、慶尚南道西部、済州島で降り始め、朝には首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)と忠清南道の内陸、慶尚北道南西部の内陸に広がり、午前中から昼にかけて全国に拡大する。夜には西側地域を中心に小康状態となりそうだ。予想最高気温は17~23度となっている。

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