韓国 けさのニュース(4月17日)

◇韓日財務相 ウォン安・円安を懸念「変動性に適切対応へ」

 崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政部長官は16日、訪問先の米ワシントンで日本の鈴木俊一財務相と会談した。ドルに対しウォン安、円安が急速に進んでいることに深刻な懸念を共有した上で、外国為替相場の変動性に対応するため適切な措置を取る可能性に言及した。韓日の財務相はこの日そろって、外国為替相場の安定へ強い意思表明をしたことになる。一種の口先介入とも受け止められる。

◇政府が「シニア医師」を本格募集へ 医療界との対話は難航予想 

 大学医学部の入学定員増員を巡る政府と医療界の対立が2カ月近く続く中、政府は地域・必須医療分野で働く「シニア医師」の募集に本格的に乗り出す。政府と医療界によると、保健福祉部は16日、ソウルの国立中央医療院に「シニア医師支援センター」をオープンした。センターは、大学病院などでの勤務経験が豊富な引退した医師や引退を控えた医師が公共医療機関などで引き続き働けるよう支援する事業を担う。シニア医師と公共医療機関のマッチングは医師協会と共同で進めてきた事業だが、政府と政界が推進している医療界との対話には難航が予想される。

◇相続税・贈与税滞納額 4年で3倍以上に 

 国税庁の統計によると、昨年末時点の相続税・贈与税の滞納額は前年比55.4%増の9864億ウォン(約1097億円)で、増加幅は統計を取り始めた2015年以降で最大となった。19年に3148億ウォンだった滞納額は毎年20%以上急増し、4年で3倍以上に増えた。国税庁は、不動産価格の上昇により公示地価などが大幅に上昇し、納税の負担が増したことが滞納額の増加につながったと説明した。

◇全国的に晴れるも一部地域で濃霧に 黄砂飛来でPM濃度上昇

 17日は全国的に晴れるが、午前中まで朝鮮半島西側を中心に濃い霧が発生するところがある。一部地域では霧雨が降り、慶尚道では視界が1キロ未満となるところがありそうだ。最高気温は18~25度の予報となっている。全国で黄砂が観測され、粒子状物質(PM10)の濃度は全国で「悪い(高い)」レベルに上昇。江原道と慶尚道では、午前中一時的に「非常に悪い」レベルに達すると予想される。

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