韓国 きょうのニュース(4月17日)

◇進むウォン安 食品物価のさらなる上昇懸念も

 ソウル外国為替市場で16日にウォンの対ドルレートが一時1ドル=1400ウォンを越え、約1年5カ月ぶりのウォン安水準を記録したことを受け、原材料の輸入価格が上昇して食品がさらに値上がりする恐れがあるとの懸念が高まっている。一部の食品企業は事業計画の調整を検討しており、流通企業は供給先を変更するなどの対策に乗り出した。

◇若い世代で「子ども持つ考えある」の割合上昇 少子化反転なるか

 少子化対策が急がれる韓国で、子どもを持つ意向のある若者の割合が以前より増えたことが分かった。若い世代では家事と子育てを夫婦が同じように分担する傾向がある。女性家族部が、昨年6~7月に1万2000世帯の満12歳以上を対象に実施した実態調査の結果を発表した。調査によると、子どもを持つ計画が「ある」と回答した30代は27.6%で、20年の前回調査に比べ9.4ポイント上昇した。30歳未満も6.8ポイント上がり、15.7%だった。

◇イスラエル攻撃のイランミサイルに北朝鮮技術使用か「注視」 韓国情報機関

 情報機関・国家情報院(国情院)は、イランが13日にイスラエルに向けて発射した弾道ミサイルについて、「過去の北とイランのミサイル分野の協力事例を踏まえ、今回のイスラエル攻撃に活用されたイランの弾道ミサイルに北の技術が含まれたか注視している」と明らかにした。イランはイスラエルに向けて200発以上のミサイルなどを発射した。北朝鮮とイランは過去、弾道ミサイル技術分野での協力を進めていたため、攻撃に使われた弾道ミサイルに北朝鮮の部品や技術が活用された可能性が指摘されている。

◇新ハヌル原発1号機の自動停止 原因は作業員の誤操作

 今年1月に新ハヌル原子力発電所1号機(慶尚北道蔚珍郡)の原子炉が自動停止した原因が、作業員がボタンを押し間違えたためだったことが分かった。原子力安全委員会によると、発電機の励磁器(発電機の回転子を磁化させる設備)に電流を供給する遮断機の回路が誤って設置された状態で、作業員が遮断機のボタンを表示灯と誤認して操作したことが原因と把握された。韓国水力原子力は遮断機の回路を整備してヒューマンエラー防止のための設備改善などの再発防止策を講じ、原子力安全委員会はこれについて適切性の検討を終えたと明らかにした。

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