北朝鮮 イランに対外経済相ら代表団を派遣=軍事協力強化か

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、尹正浩(ユン・ジョンホ)対外経済相を団長とする代表団がイランを訪問するため23日に航空機で平壌を出発したと伝えた。北朝鮮とイランは反米勢力の友好国だが、北朝鮮が高官をイランに派遣したとの報道はここしばらくなかった。ロシアとの関係も絡み、北朝鮮とイランの交流の背景が注目される。

 2019年に北朝鮮の朴哲民(パク・チョルミン)最高人民会議(国会に相当)副議長がイランを訪れ同国議会トップらと会い、双方の協力を協議している。

 北朝鮮とイランに関しては弾道ミサイルと核技術分野で協力しているのではないかという疑念が絶えない。加えて近ごろ両国はウクライナ侵攻を続けるロシアを積極的に擁護し、ロシアへの武器販売・支援に乗り出している。

 こうした状況から、今回の北朝鮮高官のイラン訪問を機に、経済面だけでなく、ロシア寄りの勢力を軸とした軍事協力が深まるのではないかとの見方もある。

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