【NEWSIS】カンボジアなどを拠点とする韓国人を狙った犯罪が先日摘発されたが、これについて李在明(イ・ジェミョン)大統領は「韓国人に手を出せば身を滅ぼすことを知らしめよ」として厳正な対応を指示したことが24日までに分かった。
李在明大統領は23日、「詐欺」「麻薬」「サイバー賭博」の三大犯罪の対策を検討する「民生侵害超国家犯罪根絶会議」を招集し、その席で「犯罪集団が韓国に足を踏み入れることもできないようにすべきだ」とした上で上記のように発言した。
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会議で李在明大統領は「カンボジア送還事件から分かるように、国境を越えた犯罪は国民生活を破壊しており、これを放置すれば社会的費用が一気に増える」として関係部処(省庁)の協力と総力を挙げた対応を指示した。
会議には韓国政府合同対策チームとしてカンボジアに向かった国家情報院、韓国外交部(省に相当、以下同じ)、警察庁に加え、法務部、国務調整室、金融委員会、検察庁、国税庁、関税庁、韓国大統領室の関係者も出席した。
韓国政府は会議で外交部、法務部、金融委員会、国家情報院を中心とする協議体と「超国家犯罪特別対応本部」を新たに設置し、三大超国家犯罪への対策に当たることを決めた。
李在明大統領は21日の国務会議(閣議に相当)でも「ボイスフィッシングが大規模に組織化され特定の国を中心にここまで体系的かつ広範囲となり、また内国人を拉致し誘引までしているとは考えてもいなかった」「国際的な詐欺行為に対しては今以上に強い対策を実行しなければならない」と指示した。
チョ・ジェワン記者