サムスン・LGなどで作る48の製品、食薬処が「虚偽・誇大広告」で摘発

 このところ肌の管理用として人気を集めている有名な「LED(発光ダイオード)マスク」がインターネットで虚偽・誇大広告を行い、食品医薬品安全処(食薬処)に摘発された。食薬処は9日、「LEDマスクが顔のしわの改善、顔面リフティング(肌の垂れの改善)、染みやにきびの緩和、皮膚疾患治療などに効果がある医療機器であるかのように宣伝したインターネット広告943件を摘発し、広告を掲載した製造・販売業者に是正措置を下した」と発表した。摘発された製品はサムスンのCELL RETURN LEDマスク、LG電子のPra.L Derma LEDマスク、キョウォンWells LEDマスク、ポリムのEco Face LEDマスクなど48種類。

 LEDマスクは顔に用いる仮面型の皮膚美容機器で、製品と皮膚が触れ合う面にLEDライトが配置されている。家で手軽に肌の管理ができるので、50万ウォン(現在のレートで約4万5000円、以下同じ)から200万ウォン(約17万9000円)台という価格の高さにもかかわらず消費者の間でかなりの人気を集めた。

 今回摘発された製品は、医療機器として許可されていないだけでなく効能・効果が検証されていない一般工業製品だが、広告では「しわの改善」「顔面リフティング」「染み・にきび緩和」「皮膚疾患治療・緩和」などの文言により、消費者が医療機器だと誤解しかねないようにしていた。食薬処の関係者は「摘発されたLEDマスクは検証されていない資料を基に、効果を誇張した広告を行っていた」として「製品の購入時、広告に惑わされないよう注意しなければならない」と語った。

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