「盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団」の柳時敏(ユ・シミン)理事長は、自身が「検察が盧武鉉財団の口座をのぞき見した」と査察疑惑を提起したことについて、「事実ではなかった」と1年後にあたる22日に謝罪した。これを受けて、チョ国(チョ・グク)前法務部長官が以前、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿した「チョ万大蔵経」(チョ国+八万大蔵経、八万大蔵経は版木8万枚からなる仏教経典で、それほどたくさんあるチョ国語録という意味)の謝罪関連発言があらためて注目を集めている。

 チョ国前長官の批判本『チョ国黒書』の著者であるキム・ギョンユル会計士は同日、「フェイスブック」に、「柳時敏氏の謝罪は受け入れられない」として、チョ国前長官の過去のツイートのスクリーンショットを掲載した。同会計士は「柳時敏氏の数々の発言によって苦しんでいる方々をたくさん見てきた」「常日ごろから尊敬している教授様(チョ国前長官のこと)のツイートをもって、私の見解に代える」と書いた。

 キム・ギョンユル会計士はチョ国前長官が2016年12月に掲載したツイートを引用した。そのツイートの内容は「人をかむ犬がおぼれた時、その犬を助けてはならない。むしろたたいたり殴ったりしなければならない。そうでなければ、犬は陸に上がってまた人をかむ」という中国人作家・魯迅の文章の引用だ。柳時敏氏の謝罪を受け入れられないという見解を強調したものと解釈される。

 ネットユーザーの間では、別のチョ国前長官の過去の語録も話題になった。「『ハエが前足をすり合わせている時、ヤツが謝罪していると勘違するな』。これに私の言葉を加えるなら『ハエが前足をすり合わせている時は何かを吸い取ろうと準備をしている時で、我々がヤツをたたき落とさなければならない時だ』」という内容だ。

 これは、チョ国前長官が2010年、当時の柳明桓(ユ ・ミョンファン)外交通商部長官が娘の外交部特別採用問題により辞任することになった時にSNSに投稿した文だ。チョ国前長官はこの時、「柳明桓をはじめとする高官たちは何かあると『謝罪』する。どこかで聞いた笑い話を一つする」として、書いたものだ。これも、柳時敏氏の謝罪を受け入れず、批判し続けなければならないという意味だと解釈できる。

 このほかにもチョ国前長官は「責任を取らなければならない。謝罪で終わることではない」「辞任し、法的責任を取るのが真の謝罪だ」「確実に批判しよう」と述べたほか、捜査機関の捜査が今後必要だと主張をしたり、「心からの謝罪なのか? 二重人格者」「あまりにもそこつ者なので、謝罪しても信じられない」などと露骨な非難をしたりした。

キム・ミョンジン記者

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