日本最年少のプロ囲碁棋士・仲邑菫初段=写真=が恐ろしいほどの勢いで成長している。今月2日に満12歳の誕生日を迎えた仲邑菫初段は15日午前に東京都内で打たれた松原大成六段(48)との第28期阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦の予選で勝ち、史上最年少の二段になった。

 これは、1968年に趙治勲名誉名人(64)が樹立した過去最年少の二段昇段記録(12歳3カ月)を3カ月繰り上げたものだ。なんと52年4カ月ぶりの記録更新で、2019年4月の10歳の時に最年少で特別にプロ入りしてから23カ月目にしての快挙だ。

 父・仲邑信也九段に3歳の時から囲碁を習い、2018年には韓国棋院で研究生生活もした。本選進出回数は既に5回に達し、昨年は最年少本選勝利(11歳7カ月)という記録も作った。しかし、仲邑菫初段は同日午後の対局で敗れ、10連勝が途切れた。プロ通算戦績は49勝26敗だ。

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