SSGランダースが30日、ソウル市中央区のウェスティン朝鮮ホテルで創設式をした時、球団マスコットを公開すると、笑い声が上がった。秋信守(チュ・シンス、38)もかろうじて笑いをこらえている様子だった。SKワイバーンズ(ワイバーンズ=飛竜)を買収し、2021年シーズンから韓国プロ野球(KBO)リーグに参加しているSSGのマスコットは黒い猛犬「カネ・コルソ(Cane Corso)」をキャラクター化した「ランディ」だった。

 SSGは「ランディは人々に勇気と愛、癒しを与える最も身近な動物である犬をモチーフに開発した」と説明した。韓国プロ野球の球団で犬をマスコットにしたのはSSGが初めてだ。米国や日本でも犬をマスコットにしている球団は今、ない。SSG側は「既存の野球文化になかった新しい楽しみをファンに提供するため、ランディを考案した」「チーム名であるランダース(Landers=上陸者)のように、マスコットもほかの球団と差別化すべきだと考えた」と話す。親会社の流通大手・新世界(SSG)グループは「ペットファム族(pet fam=ペット(pet)を家族(family)のように考える人々)」を対象としたマーケティングに積極的なことも考慮されているという。

 デザイン開発関係者は「韓米日の球団マスコットはファンたちの生活とかけ離れているので、ファンと共感できる生命体を探そうと思った」「犬は日常生活で人間にとって癒しと勇気を与える動物で、勇猛さと忠誠心で家族や友人を守る犬種『カネ・コルソ』が適していると判断した」と語った。

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 カネ・コルソはマフィアが番犬にしているため、「マフィア犬」と呼ばれることもある。猛犬に分類され、力や戦闘力は犬の中でもトップクラスだが、おとなしくして人なつっこく、言うことをよく聞く。デザインチームは、外見では猛犬らしさを生かしてガッシリとした感じを表現しつつ、表情を明るくして親しみやすくし、ペット犬としてのカネ・コルソのイメージを最大限に生かすことに力を注いだ。普段からソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)にペットの犬の写真をよく投稿する球団オーナー、鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)新世界グループ副会長もこのデザインに満足しているとのことだ。

 しかし、一部のファンの間では「黒い瞳が左右とも外側に寄っていて少し変だ」「子どもたちが見たら泣き出しそうだ」「成績が悪かったら(悪用されそうで)危ない」など否定的な反応も出ている。30日の創設式でランディを初めて見た秋信守も「私は実際は犬好きだが、意外だった。ランディは体格が良くて肩の力が強い。それだけ補えば、少し大丈夫になりそうだ」「時間が経てばマスコットに慣れると思う。マスコットは我々選手たちを引き立たせてくれるもの」と言った。成績が良ければマスコットの人気も共に上がるということだ。

チョン・ビョンソン記者

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