▲東京都内の五輪選手村の韓国選手団用住居棟に15日、太極旗(韓国国旗)と共に李舜臣(イ・スンシン)将軍の言葉をもじった横断幕が貼り出された=写真左=。すると16日、日本の極右団体のデモ隊がその横断幕の反対側で旭日旗を持ってデモをした。写真=聯合ニュース

 韓国五輪選手団が東京五輪の選手村に李舜臣(イ・スンシン)将軍の名言をもじった横断幕を掲げた。これに日本の極右政党が反発、選手村前で旭日旗を持って韓国選手団の退村を要求する奇襲デモを行った。

 

 大韓体育会は15日、東京五輪選手村の韓国選手団居住棟に太極旗と共に「臣にはまだ5000万国民の応援と支持が残っております」という横断幕を掲げた。この横断幕が一部の日本人を刺激した。

 日本の極右政党「日本国民党」関係者6-7人は16日昼、東京都内の五輪選手村前で旭日旗と拡声器を持って、「韓国の愚かな反日工作は容認できない」「韓国選手団を追い出さなければならない」と主張した。横断幕が国際五輪委員会(IOC)の禁止する「政治行為」に該当するという主張だった。デモは約1時間行われた。あるデモ参加者は聯合ニュースに「韓国選手団は日本から去ってほしい」「それが嫌なら横断幕をすぐに片付けろ。そうしないなら日本国民が直接はがすだろう」と言った。

 日本国民党は鈴木信行氏が率いる嫌韓政党だ。鈴木氏は2012年6月、ソウル市鍾路区の旧在韓国日本大使館前で慰安婦被害者を象徴する少女像に「竹島は日本の領土」と書いた杭(くい)を縛り付けて物議を醸した人物だ。

 鈴木氏は同日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の自身のアカウントで横断幕関連の記事を紹介した後、「韓国選手団が選手村に反日横断幕掲げる」「ボイコット歓迎 早く帰国願いたい」と書いた。

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