黄宣優(ファン・ソンウ)=18=は水泳の天才だ。最近は天才という言葉が乱用されているが、東京の現場で目の当たりにした黄宣優は断然天才だった。今回のオリンピックが年齢制限のないメジャー大会としてはじめての出場になる18歳の青春は一人「早くやりたい」と決意し水をかいた。右腕に強い力を入れる「ローピング・ストローク」も彼が自ら体得したものだ。

 

 結果は東京オリンピック男子200メートル自由形決勝で7位(1分45秒26)、また29日に行われた100メートル決勝で5位(47秒82)だった。アジアの選手が最も弱いとされる自由形で、しかも世界的なコーチの指導も受けず自らここまでの成績を出した。とりわけアジア選手による男子自由形100メートルの決勝進出は1956年のメルボルン大会に出場した日本の谷あつし選手(7位)以来65年ぶりだ。黄宣優は200メートル予選で韓国新記録(1分44秒62)、100メートルでアジア新記録(47秒56)を出した。

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