▲某部隊で提供された給食。写真提供=「陸代伝」

 韓国国防部の徐旭(ソ・ウク)長官が部隊の給食をめぐる問題を解決すると約束したのにもかかわらず、第一線の部隊からも「粗末な給食」の告発があった。

 軍の粗末な給食問題を告発してきたソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」のページ「陸軍訓練所の代わりにお伝えします(略称:陸代伝)」には16日、給食のアルミトレイの写真が1枚掲載された。

 情報提供者のAさんは「今日8月16日、某部隊統合食堂の夕食の『個人基準量』だ。左上の2-3切れあるように見えるのはメインメニューの『中華豚肉丼』で、スープの中に見える四角いのは豆腐」「実際に配食される量は基準量よりも少ない。今年4月、軍の給食に関連する問題が明らかになって以降、少しの間は良くなった(比較的)と思ったが、またこのようになって数カ月たった」と説明している。

 そして、「兵士たちが望んでいるのは、ものすごく高級な食事ではない。どうか変な試みはしないで、ただ豚肉をもうちょっと多く入れてほしい」と書いた。

 Aさんが公開した写真を見ると、給食のトレイに盛りつけられているのはご飯、ニラのあえ物、大根の若菜のキムチ、そして少量の豚肉がすべてだ。

 同じ部隊の将兵だというBさんも、実際の配食量はもっと少ないとした上で、「メインのおかず(豚肉)が話にならない量なので、炊事兵に聞いてみたところ、『1人分が35グラムなので、これ以上は出せない』という答えしか返ってこなかった。このような食事は一度や二度ではない」と明らかにした。

 これについて、「陸代伝」の運営者は「サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)は(店で食べれば普通)1人分180グラムなのに。肉の配食量を誰が決めているのか分からないが、35グラムにした根拠が知りたい」と書いている。

 該当の部隊では、「陸代伝」を通じて、「標準献立表上、中華豚肉丼に入る主な材料(豚バラ肉)は35グラムだ。掲載された写真は献立表上の基準量を提示したものだ。実際には、当該部隊も豚バラ肉が不足することを事前に予想し、1人分の基準量よりも増やして(担当者に)請求し、配食した」と釈明した。

 その上で、「新メニューを組む過程で、兵士たちの満足度を細かく調べられなかった部分があった」「兵士たちの立場になって考え、意見を集約して改善努力を継続する」と答えた。

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