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ギリシャに渡って1か月で…双子の姉イ・ジェヨンだけなぜ帰国?
学生時代のいじめ騒動をよそにギリシャに渡った女子バレーボールの双子の姉、イ・ジェヨンが、わずか1か月で韓国に帰国したことが分かった。極秘結婚・家庭内暴力・不倫疑惑などで物議を醸した双子の妹イ・ダヨンはギリシャ現地の所属チームで活躍中だ。
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韓国バレーボール界によると、イ・ジェヨンは膝の痛みが原因で12日に帰国。韓国リーグでプレーしていたときも左膝の軟骨を痛めていたが、再び悪化した。学校でのいじめ問題で出場停止の懲戒処分を受け、9か月間試合に出られなかったイ・ジェヨンは、ギリシャのPAOKテッサロニキに移籍してから十分な練習ができないまま試合でプレーしたところ痛みが出たという。
ギリシャの病院は、膝の軟骨周辺の関節鏡手術を行えば6週間のリハビリを経てコートに復帰できるとの所見を示した。しかしイ・ジェヨンは韓国で精密検査を受けることを決め、結果次第では手術を行う予定だ。当分は膝の回復に専念するとみられ、手術とリハビリも行うことになるため、チームへの復帰時期は決まっていない。現在はコロナの防疫指針に従い自己隔離中だ。
イ・ジェヨンの帰国のニュースはギリシャ・メディアでも伝えられた。ポストン・スポーツは「所属チームは現地(ギリシャ)の医療陣と物理治療などによる支援を決めたが、イ・ジェヨンが韓国の医療を望んだため帰国を選んだ」として「状態が良くなるまで、少なくとも年末までは韓国に滞在するとみられる」と報じた。
イ・ジェヨン、イ・ダヨン姉妹は先月16日夜、仁川国際空港からギリシャへと出国。現地に到着するや球団の熱烈な歓迎を受け、花束を抱えて笑顔を見せる写真も公開された。球団は2人を本格的に起用する前に公式サイトやSNSで熱心なPRを行い、一部の関係者は「学校でのいじめは過去の問題にすぎない」とインタビューで2人を擁護した。
ギリシャに残っているイ・ダヨンは、チームのスケジュールを問題なくこなしている。イ・ダヨンはチーム移籍と同時に試合デビューを果たし、先月31日にはギリシャ・バレーボール連盟による第3節のMVPにも選ばれた。