中国最大の民営自動車メーカー、浙江吉利控股集団(吉利汽車)が韓国のルノーコリア自動車の株式34.02%を取得する。ルノーコリアが10日、明らかにした。

 ルノーコリアにはこれまでルノーグループが80.1%、サムスンカードが19.9%を出資していた。吉利汽車は今回、ルノーコリアが発行した新株を取得。ルノーグループとサムスンカードの出資比率は52.9%、13.1%に低下する見込みだ。ルノーコリア関係者は「ルノーグループが筆頭株主の座を維持する」と説明した。

 自動車業界関係者は「吉利汽車はまだ海外で自社ブランドの自動車を販売するのは困難な状況だが、(参入が)やや容易に思える韓国市場を集中的に攻略するとみられる」と述べた。

柳井(リュ・ジョン)記者

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