▲起亜車窃盗狙う「起亜ボーイズ」と見られる少年たちが盗んだ車の上に乗っている様子=写真左=と、「起亜ボーイズ」の犯行の手口に従って「キーホール」周りのカバーが外された様子。写真=ユーチューブ

 起亜自動車製の車を盗み、その過程を撮影してソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に載せる、いわゆる「起亜チャレンジ」をしていた米国の少年4人が死亡した。

 AP通信などが26日(現地時間)に報道したところによると、24日午前6時30分ごろ、ニューヨーク州バッファローの国道33号線で、10代の少年6人が起亜製の車に乗って衝突事故を起こして4人が死亡、2人が負傷したという。この車は前日、盗難届が出されていた。負傷者の1人は病院の集中治療室に移され、運転していた少年は治療を受けた後、留置場に拘置された。

 衝突で5人は車の外に投げ出された。事故後発見された車は原形をとどめていなかったという。運転していた少年は現在、盗品所持や車両無断使用などの容疑で取り調べを受けている。同州エリー郡地方検察庁の広報担当者は「取り調べにより、運転者に追加容疑を適用する予定だ」と明らかにした。

 警察は、少年たちがショート動画プラットフォーム「TikTok(ティックトック)で流行している「起亜チャレンジ」をしていて事故を起こしたとみている。バッファロー警察庁長は「起亜チャレンジの流行で車の窃盗事件の件数が急増した」「今回事故を起こした車に乗っていた10代少年もチャレンジに参加するため起亜製の車を窃盗したものとみられる」と説明した。

 今年7月ごろから米国全域で10代を中心に現代自動車・起亜自動車製の車を狙う窃盗事件が増えている。少年らは「起亜ボーイズ」などのハッシュタグを付け、車を盗む様子を撮影し、TikTokに投稿した。少年らは盗難防止装置「エンジンイモビライザー」機能のない2021年11月以前のモデルを狙っていた。

 盗難事故が相次ぐや、車の所有者たちは「現代自動車・起亜の設計ミスで車が盗まれた」と主張し、ウィスコンシン州、オハイオ州、ミズーリ州、カンザス州の裁判所などに損害賠償を請求する訴訟を相次いで起こした。現代自動車・起亜の米国販売法人は当局と協力して車の所有者たちにハンドルロック装置を支援し、盗難を防止するセキュリティキットを開発・提供することにした。

パク・ソンミン記者

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