老いた母親(94)を暴行する父親(100)を殴って死亡させたとして、息子(58)が尊属暴行致死の罪で起訴された裁判で、ソウル高裁春川支部はこのほど、控訴を棄却した。息子は一審で懲役3年の実刑判決を受けている。

 息子は「制止する過程で顔面を押しただけだ」と主張たが、二審でも認められなかった。

 息子は2021年、自宅で父親が母親の首を絞めるなど暴行している姿に腹が立ち、顔面を数回殴り、頭部の骨折と脳出血などで死亡させたとして起訴された。

 息子は裁判で父親がベッドの角に頭をぶつけて死亡したと主張したが、皮膚に傷がないのに骨が折れている点から主張が認められなかった。

カン・サング記者

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