2016年に韓国人実業家のチ・イクチュさん(当時53)を拉致殺害したフィリピンの元警察官ら2人に対し、無期懲役の判決が下された。

 フィリピン北部アンヘレスの裁判所は6日、フィリピン国家警察麻薬取締局(AIDG)に所属していた元警察官サンタ・イザベル被告と国家捜査局(NBI)の情報員だったジェリー・オムラン被告にそれぞれ無期懲役を言い渡した。

 しかし、裁判所はイザベル被告の上官で麻薬取締局の部門長を務めていた人物は無罪とした。

 3人はチさんの拉致殺害事件で、拉致、強盗、殺人、車両窃盗などの罪で起訴されていた。

 被害者のチさんは16年10月18日午後2時ごろ、アンヘレスにある自宅で家政婦の女性と共に警察に拉致された。当時警察はチさんを車に強制的に乗せ、麻薬取締局の駐車場で首を絞めて殺害した。

ソン・ジウク記者

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