▲6日午後、韓国国会本館前で汚染水放流反対断食中の共に民主・禹元植議員と面談する社民党・大椿裕子副党首/イ·ドクフン記者

 日本の社会民主党・大椿裕子副党首が1泊2日の日程で韓国を訪れ、6日に韓国の国会本館前で汚染水放流反対の断食を行っている韓国の国会議員らと面会し、この日で断食11日目となる韓国野党・共に民主党の禹元植(ウ・ウォンシク)議員と「福島汚染水放流反対」を共に叫んだ。続いて大椿氏は国会議員会館で韓国の野党議員らと面会し「社民党の党員は原発反対闘争を続けている。原発のない世の中を築くことが私たちの目標だ」と伝えた。

 韓国の野党は「日本の国会議員も汚染水放流に反対している」と主張し、韓日間の国際的な連帯を示したかったようだ。日本の社民党は韓国国民に「日本の有力政党」と認識されているからだ。しかしそれは文字通り過去の話だ。社民党の前身の日本社会党は自民党と共に戦後の日本政治を引っ張った有力政党だった。40年以上にわたりリベラルの看板野党として君臨し、連立政権では首相も送り出した。その社民党は今465議席ある衆議院で1議席、248議席の参議院で2議席しか持たない。この2人いる参議院議員のうちの1人が大椿氏だ。

 社民党の没落は時代に逆行したことが大きな原因だ。露骨な北朝鮮寄りの政策に有権者は背を向けた。1980年代に入ると日本人の失踪者が北朝鮮に拉致されていたとの証言が相次いだが、当時の日本社会党はこれを否定し、また1987年の大韓航空機爆破テロについては「韓国の自作自演」と主張した。金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)親子を「素晴らしいリーダー」などと賞讃する発言も社会党議員から相次いだ。しかし2002年に金正日総書記は訪朝した小泉純一郎首相(当時)に拉致の事実を認めた。友党だったはずの朝鮮労働党から不意打ちを食らった形になった。当然国民の支持は離れた。

 今回の社民党議員の来韓は韓国の革新系野党・正義党の姜恩美(カン・ウンミ)議員の招待で実現した。共に民主党もこの「国際連帯」を積極的に活用している。禹元植議員が断食する場所には盧雄来(ノ・ウンレ)議員と魏聖坤(ウィ・ソンゴン)議員も駆け付け、また議員懇談会には共に民主党の禹元植議員、魏聖坤議員、金漢正(キム・ハンジョン)議員、無所属の尹美香(ユン・ミヒャン)議員、金弘傑(キム・ホンゴル)議員も出席した。韓国で167議席を持つ共に民主党が日本で0.4%の議席しか持たない没落した政党と連帯しているのだ。共に民主党が社民党から学ぶべきことは国際的な連帯ではなく、時代に逆行した政党の末路ではないだろうか。

金慶和(キム・ギョンファ)記者

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