▲イラスト=UTOIMAGE

 【NEWSIS】先月末にウクライナのゼレンスキー大統領暗殺未遂に関与したロシアの工作員が逮捕された。ウクライナ保安庁(SBU)が発表した。

 SBUは「ウクライナの大統領が訪問したミコライウでロシアによる攻撃を準備していたロシアの工作員1人を逮捕した」と発表した。米CNNテレビが7日に報じた。SBUはこの工作員について「先日ウクライナの大統領がミコライウを訪問する直前に訪問計画に関する情報を集めていた」と説明した。

 ゼレンスキー大統領は今年7月末にミコライウを訪問した。SBUは声明で「容疑者は女性」とした上で「この地域の領土で国家元首(ゼレンスキー大統領)の移動時間や位置の大体のリストを把握しようとした」と指摘した。

 SBUはこの容疑者による体制転覆活動に関する情報を入手し、すでに追加の対策に取り組んでいる。SBUはこの容疑者の通信内容を傍受し、容疑者が軍の電子戦システムや弾薬庫の位置を把握する任務を担ってたことも突き止めた。

 取り調べによると、この容疑者はウクライナ南部ミコライウ州オチャキウに居住しており、かつてこの地域のウクライナ軍基地で店の販売員をしていた。容疑者は地域を回りながら攻撃目標を撮影し、正確な位置も把握していたようだ。 容疑者の氏名は公表されていない。

チョ・ソンハ記者

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