▲イラスト=UTOIMAGE

【NEWSIS】ロシア国家安全保障会議のメドベージェフ副議長は3日(現地時間)、日本に対し「新たな軍国主義計画を放棄せよ」と強く求めた。

 ロシアのプーチン大統領に代わってたびたび強硬な発言を行うメドベージェフ氏は同日、ロシア極東のユジノサハリンスクで開催された「軍国主義日本に対する勝利と第2次大戦終結の日」78周年記念行事に出席し「日本の新たな軍国主義推進はアジア太平洋地域の(安全保障)状況を深刻に複雑化している」とした上で上記のように述べた。

 メドベージェフ氏は「日本政府が新たな軍国化に向けて進むことは遺憾なことだ」「彼らは一時不名誉な終末を迎えた日本の後継者になった」と非難した。

 メドベージェフ氏は「日本は米国の支援を受け、攻撃用武器を含む海外製兵器を購入するなど、インフラ拡充に積極的だ」と指摘した。

 さらに、自衛隊の海外での軍事作戦制限解除、クリル列島周辺での軍事訓練などでアジア太平洋地域情勢が深刻に複雑化しているとも批判した。

 メドベージェフ氏は「日本はわれわれがたたえるこの歴史的な日から教訓を得て、第2次世界大戦の結果を完全に認識し、第3次大戦の勃発を阻止するためあらゆることをすべきだ」「自国民の利益のためにも軍国主義計画を放棄しなければならない」との考えも示した。

 ロシアは毎年9月3日を「第2次世界大戦終戦日」の記念日としてきた。第2次世界大戦当時の1945年9月2日、日本が正式に降伏文書に署名したことを記念するものだ。ロシアは今年6月に法律を改正し、「軍国主義日本に対する勝利と第2次大戦終結の日」へと名称を変えた。

シン・ジョンウォン記者

ホーム TOP