▲中央選挙委員会(京畿道果川市)/8日、聯合ニュース

 韓国の国民権益委員会は11日、中央選挙委員会の過去7年間の経験者採用を全数調査した結果、384人のうち58人(15%)に不正合格疑惑があることが判明したと発表した。

 同委は故意性が疑われるか、常習的に不正採用を行っていた28人を告発し、家族の優遇や不正な請託の有無などの究明が必要な312件について捜査を求めた。

 全数調査の結果、7年間で162回行われた経験者採用のうち104回(64%)で353件に達する採用不正が確認された。不正合格疑惑が浮上した58人のうち不正な優遇による採用者が31人、不当な合格決定が29人だった。

 同委は「選管の非協力で非公務員採用全般、公務員経験者採用の合格者と採用関係者の家族関係や利害関係の有無などはチェックできなかった」とした上で、「不正合格の責任の所在や不正な優遇の有無は捜査を通じて明らかになる」と指摘した。

チェ・スヨン記者

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