▲イラスト=キム・ソンギュ

 中国の青島ビールの工場で何者かが原材料に放尿する姿とされる動画が拡散され論議を呼び、23日の上海株式市場では同社の株価は取引開始直後に一時75.60元まで急落した。時価総額が一気に67億元(約1370億円)蒸発した格好だ。同日午後になって、同社株価は80元台を回復したものの、下落傾向は続いた。24日も前日比2.8%安の78.50元で引けた。

 中国のインターネットなどでは、今回の事態について「史上最も高価な小便」「市場価値100億元の小便」といった反応が見られた。映像に登場する人物や撮影意図などは捜査で明らかになるとみられるが、青島ビールは120年の歴史のイメージに大きな打撃を受けることになった。

 中国メディアなどによると、山東省平度市公安局は映像を撮影した人物と小便をした疑いがある人物を逮捕し捜査中だ。いずれも青島ビールの従業員ではなく、外注の荷役労働者と推定されるという。

崔炯碩(チェ・ヒョンソク)記者

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