【ソウル聯合ニュース】韓国のLG電子が8日発表した2023年12月期の連結決算(暫定集計)によると、本業のもうけを示す営業利益は3兆5485億ウォン(約3890億円)で前年比0.1%減少した。売上高は84兆2804億ウォンと1.0%増加し、3年連続で過去最高を更新した。主力事業が堅固なファンダメンタルズを維持し、B2B(企業間取引)事業にも成長が見られた。 

 ここ3年の売上高の年平均成長率(CAGR)は13%を超える。 

 LG電子は23年の業績について「需要の減少に対応するとともに市場の変曲点をいち早く捉え、B2B事業で高成長を遂げるなど、事業ポートフォリオの高度化への取り組みがけん引した」と説明した。製品中心の事業構造をコンテンツやサービスなどに多様化するビジネスモデル革新も収益性の確保に貢献したという。

 23年10~12月期の営業利益は3125億ウォンだった。大幅減益となった前年同期に比べると350.9%増加したが、家電とテレビの需要回復の遅れとマーケティングコストの増加が響き、前期比では68.6%減少した。この営業利益は韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想(4938億ウォン)を大きく下回った。

 10~12月期の売上高は23兆1567億ウォンと、前年同期比5.9%、前期比11.8%、それぞれ増加した。

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