▲iPhone 15シリーズ韓国正式発売日の2023年11月13日、ソウル市内のアップルストア明洞店で製品を見る予約客。/news 1

 アップルが昨年のスマートフォン出荷台数ランキングで初めて1位になった。2011年から首位だったサムスン電子はアップルにその座を明け渡すことになった。

 市場調査会社IDCリサーチが16日に発表したところによると、出荷台数を基準とする世界のスマートフォン市場占有率で、アップルは2023年に前年比1.3ポイントアップの20.1%を記録してトップに躍り出たとのことだ。サムスン電子は2022年に21.7%で1位だったが、2023年は19.4%で2位に順位を下げた。以下、シャオミ(Xiaomi、12.5%)、オッポ(OPPO、8.8%)、トランシオン(Transsion、8.1%)などだった。

 アップルは上位3社の中で唯一、前年比で出荷台数が増えた。昨年はスマートフォン出荷台数全体が減少(3.2%減)したが、その中でアップルは3.7%増加した。一方、サムスンは前年より13.6%減り、2011年以降初めて2位に下がった。IDCリサーチ・ディレクターのナビラ・ポパル氏は「アップルは最大市場である中国において規制問題やファーウェイ(Huawei)という新たなライバルがあったのにもかかわらず1位になった」と語った。攻撃的な補償販売方針や無利子分割払いプログラムなどにより、アップルのプレミアム製品販売が増えたためと分析されている。

ユ・ジハン記者

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