▲写真=UTOIMAGE

 韓国の市民権を持つ人物が今年初め、ロシアにスパイ容疑で初めて拘禁されていたことが分かった。11日にロシアのタス通信が伝えた。ロシア司法当局の関係者は、タス通信の取材に対して「スパイ事件の捜査を行っていたところ、韓国市民のペク容疑者の存在が浮かび上がり、逮捕した」「ロシア極東ウラジオストクで拘禁した後、取り調べのため先月末、モスクワに移送した」と語った。タス通信は、この韓国人の実名(ペク・ウォンスン)も公開し、ロシアで韓国人がスパイ容疑で逮捕されたのは初めてだと報じた。これについて駐ロシア韓国大使館は「現在、見解を準備中」だとした。

 ロシアが外国人を拘禁することはしばしばある。昨年3月にロシア当局は「米国の指示に基づきロシア軍産複合企業のうちの一つの活動に関する機密情報を収集した」として、米ウォールストリート・ジャーナル紙のエバン・ガーシュコビッチ記者を拘禁し、1年近くロシア国内で抑留し続けている。

キム・ミョンジン記者、リュ・ジェミン記者

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