▲反対車線から追い越しをかけた車とぶつかって破損したマクラーレン車。/ボベドリームのインスタグラムより

 高級スポーツカーのオーナーが、反対車線に出て自分の車を追い越そうとした車にぶつけられたが、逆に「保険金詐欺」の疑いをかけられているとしてドライブレコーダーの映像を公開した。

 インターネットのコミュニティーサイト「ボベドリーム」のインスタグラムには12日、今月3日に起きた接触事故の被害者が投稿したマクラーレン車のドライブレコーダー映像が公開された。

 映像を見ると、事故が起きたのは往復2車線道路で、両端には路上駐車スペースが設けられている。徐行していたマクラーレン車は、反対車線で駐車をするためにセンターラインを越えてきた車を見て、一度停車する。駐車がほぼ終わって前方が空いたため、マクラーレン車は再び発進する。

 その瞬間、マクラーレン車を追い越すために反対車線に出た起亜のK5が、マクラーレン車の前に割り込み、2台はぶつかった。

 マクラーレン車の側面に付いているカメラにも、K5が反対車線に出て追い越している状況がはっきりと映っている。K5は反対車線を徐行していたが、マクラーレン車が止まった隙にスピードを上げて追い越している。

 この事故でマクラーレン車は左側の一部がへこみ、塗装が剥がれるなどの被害を受けた。マクラーレン車の価格は3億ウォン(約3300万円)前後だという。

 加害車両のK5はレンタカーで、当初K5とレンタカー共済の保険会社側は「マクラーレンがわざと道を譲らず、故意に事故を誘発した」と主張した。その後、K5側が全面的に過失を認めたが、依然として保険会社側は「マクラーレンが乱暴な運転をして保険金詐欺をもくろんだ」と主張し、補償はできないとの立場を貫いているという。

 マクラーレン車のオーナーAさんは、ボベドリームのコミュニティーサイトに「後ろの車が目に入っていたか入っていなかったかは全く重要ではないと思う」として「(K5が)私の車から1メートルも離れていないギリギリのところを走行していた。(私は)駐車しようとしている車を正常な状態で待っていて、センターラインを越えて反対車線を走った車にぶつけられた」と書き込んだ。

 さらに「車の走行音や車内の音楽などのせいで、後ろの車がぴたりとくっついていることに気づかなかった。あいにくK5が追い越すタイミングで私が発進しただけで、(追い越そうとしていることには)気づかなかった」として「(追い越そうとしている車に)気づいていながらわざと前を譲らなかったという声もあるが、すでに12大重過失事故(信号無視や飲酒運転など12項目の過失)を起こして違法行為をした加害者に配慮する必要まであるのか」と反発した。

 その上で「高価な車を運転していると、傷がつかないだろうかと心配になって愛情を込めて大事に乗るようになるのに、わざと事故を起こすだなんて本当にありえない」として「(相手は)私がわざと事故を起こしたと主張しているが、本当に腹が立つし気に食わない」と続けた。

 ドライブレコーダーの映像は複数のコミュニティーサイトで拡散され、ネットユーザーの怒りを買った。ネットでは「こんなに狭く混雑した道で、センターラインを越えてまで追い越そうと考えるなんて」「こういう高級車にはあえて近づかないようにしているが、センターラインを越えて追い越しまでするとは」「私がマクラーレン車のオーナーだったとしても、そんな保険金詐欺など絶対にしない」「保険会社がなぜセンターラインオーバーの追い越し車両をかばうのか」などの反応が出ている。

 センターラインをオーバーした場合、12大重過失に該当する。これが原因の交通事故には、交通事故処理特例法が適用される。特に、運転者の重過失や業務上過失によって交通事故が発生し、相手がけがを負った場合、総合保険への加入状態に関係なく5年以下の禁固刑または2000万ウォン以下の罰金刑に処せられる可能性がある。

キム・ジャア記者

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