【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が前日に平壌で中国共産党序列3位の趙楽際・全国人民代表大会(全人代)常務委員長と昼食を取りながら会談したと報じた。

 朝鮮中央通信によると、金正恩氏は党中央委員会本部庁舎で趙氏と会談。今年の中朝国交樹立75年を機に、両国関係を発展させるための交流協力の強化策を話し合った。

 金正恩氏は会談で趙氏らの訪朝について、「中朝親善の不敗性を誇示し、伝統的な両国の親善協力関係を時代の要求に合わせ一層強化・発展させるために非常に重大な意味を持つ」と強調した。

 同通信は両氏が中朝の親善・協力関係をより強い絆へと発展させるための方策や互いの関心事について率直に議論したと伝えた。

 昼食には北朝鮮の趙甬元(チョ・ヨンウォン)党書記、李日煥(リ・イルファン)党書記、崔善姫(チェ・ソンヒ)外相のほか、金正恩氏の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長らも同席したという。

 新型コロナウイルスの流行後、中国最高指導部メンバーが訪朝するのは初めて。趙楽際氏は12日に平壌の東平壌大劇場で開かれた「朝中(中朝)親善の年」の開幕式に出席するため11日に平壌入りした。両国は国交樹立75年の今年を「親善の年」としている。

ホーム TOP