【ソウル聯合ニュース】今年1~3月期の韓国のビール輸入額が4515万5000ドル(約69億7900万円)で前年同期比19.8%減少したものの、日本ビールの輸入額は1492万5000ドルで125.2%増加した。韓国関税庁が17日までにまとめた資料で分かった。

 輸入量でも全体では4万8322トンで24.1%減少したが、日本製品は1万7137トンで103.5%増加した。

 日本ビールの輸入額は1~3月期としては2019年以来の高水準となった。

 同輸入額は、日本政府が19年7月に半導体材料などの対韓輸出規制を強化したことに反発して韓国国内で日本製品の不買運動が起こったことで急減。19年1~3月期の1578万6000ドルから20年同期には103万8000ドルまで減った。

 その後21年同期に173万8000ドルと小幅増加してから、22年同期に266万6000ドル、23年同期に662万7000ドルと増加を続けた。24年1~3月期は19年の94.5%まで回復した。

 これを受け日本ビールを輸入するロッテアサヒ酒類の23年通年の売上高は1386億ウォン(約154億円)を記録し、前年より330.5%増え、営業利益は1095.1%増の420億ウォンを記録した。

 一方、今年1~3月期の中国ビール輸入額は478万3000ドルで前年同期比61.9%減少した。輸入量も5927トンで同61.9%減少。昨年、青島ビールの工場で作業員が原料に放尿しているとみられる動画が拡散したことが影響したとみられる。

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