【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は19日、トーマスグリーンフィールド米国連大使の韓日訪問を「すっかり気が抜けた不法無法の対朝鮮(北朝鮮)制裁圧迫騒ぎに活気を吹き込もうとする、敗者の卑しい物乞い行脚」と批判した。外務省の金善慶(キム・ソンギョン) 次官(国際機関担当)が朝鮮中央通信を通じて談話を発表した。

 金氏は国連による北朝鮮制裁を「破れた太鼓」になぞらえ、トーマスグリーンフィールド氏の韓日訪問は「一針一針繕ってでも圧迫の太鼓を鳴らし続けようというもの」と皮肉った。また同氏の外交手腕と実力が発揮される外交舞台は朝鮮半島ではないと主張した。

 国連安全保障理事会で先月、北朝鮮制裁決議の履行状況を調べる専門家パネルの任期延長決議案がロシアの拒否権行使により否決され、パネルは今月末で活動を終える。

 トーマスグリーンフィールド氏は今月14日に韓国を訪問。記者会見で、北朝鮮制裁決議履行を監視する新たな体制の必要性を強調した。続いて18日から20日までの予定で日本に滞在中だ。

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