【ソウル聯合ニュース】韓国半導体大手のSKハイニックスが25日発表した1~3月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は2兆8860億ウォン(約3257億円)で前年同期(3兆4023億ウォンの営業損失)から黒字転換した。黒字額は韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想を39.8%上回った。1~3月期では好況期だった2018年以来となる高水準となった。

 1~3月期の売上高は前年同期比144.3%増の12兆4296億ウォンで、同期の過去最高を記録した。純損益も黒字転換を果たし、1兆9170億ウォンの黒字となった

 同社は「HBM(広帯域メモリー)など人工知能(AI)メモリー技術でのリーダーシップを基に、AIサーバー用製品の販売量を増やす一方で収益性を中心とした経営を続けた結果、営業利益が前期比で734%増加した」と説明した。NAND型フラッシュメモリーについても、高価格製品のeSSDの割合が増えたことで平均販売単価が上昇して黒字転換に成功したという。

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