▲写真=NEWSIS

 英国の女性が、1年間放置していたマクドナルドのハンバーガーを公開し、論議を呼んでいる。米ニューヨーク・ポストなどが24日(現地時間)、報じた。

 報道によると、英国の薬草学者、ナア・アジェリー・ツォファニエさんが今年2月に投稿した動画が最近話題になっているという。この動画は投稿から2カ月で300万回以上再生された。

 ツォファニエさんは昨年2月2日、マクドナルドを代表するハンバーガー「ビッグマック」とフライドポテトを購入。これらを皿に置き、時間の経過とともにどのように変化するのかを観察した。

 ツォファニエさんは動画で、購入から1年と3週間が経過したビッグマックをバラバラにして状態を確認。ビッグマックは水分がやや抜けた感じはするものの、その点を除けば購入時とほぼ同じ状態だった。1年以上たったにもかかわらず、カビもなければ腐敗の痕跡もなかったのだ。

 ツォファニエさんは、ハンバーガーのパティに付いたレタスを手に取り「まだ青々としています。全然干からびていなくて、水分が少し残っています」と説明。さらに「こんなことがどうして可能なんでしょうか」「根がなく、水も与えていないのに、日の光にさらされていないレタスがどうして色を維持できるのでしょうか」と疑問を呈した。その上で「植えてある野菜も十分な管理をしなければ茶色くなって枯れていくのに」と話した。

 ネットでは「菌もあのバーガーは食べないんだな」「冷蔵庫に入れたレタスは二日で茶色くなるのに」「私は35セントだった1995年のハンバーガーをいまだに消化し続けているかもしれない」「パティも腐ってない」などのコメントが寄せられた。腐らないのは防腐剤が大量に添加されているためだ、との意見も多数見られた。

 「マクドナルドのハンバーガーは長期間放置しても腐らない」ということが話題になったのは、今回が初めてではない。2022年には米国の男性が「5年前に買ったビッグマックが、腐っておらずそのままの状態を保っている」と写真を公開。同年にオーストラリアの男性も「3カ月前に購入したハンバーガーがまだ傷んでいない」とツイッター(現・X)に写真を投稿した。

 2019年にはアイスランド人が、2009年から放置しているマクドナルドのハンバーガーとフライドポテトの写真を公開した。10年以上たっても腐らないチーズバーガーとフライドポテトは、アイスランドで「歴史的な遺物」として扱われ、アイスランドの国立博物館に展示された。

 これに関連し、マクドナルドは2020年に声明で「カビやバクテリアの成長を抑制する乾燥した環境が、ハンバーガーの寿命を延ばす」として、防腐剤の影響を否定した。マクドナルド側は「家で作った料理を同じ状態で放置しても同様の結果が出るはず」だとして「写真に写っているハンバーガーは乾燥している可能性が高い。決して購入した日と同じ状態ではない」と主張した。

キム・ガヨン記者

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