【ソウル聯合ニュース】米国務省のターナー北朝鮮人権問題担当特使が5月末に韓国を訪問し、金暎浩(キム・ヨンホ)統一部長官と共に1970年代に韓国人高校生が拉致された現場を視察する。韓国の李信和(イ・シンファ)北朝鮮人権国際協力大使が26日、ソウル市内で開かれたフォーラムで明らかにした。

 ターナー氏は拉致被害者家族団体の招きで、南西部の全羅北道の仙遊島と全羅南道の紅島を訪れる。これらの島では、77~78年に韓国人高校生5人が北朝鮮のスパイに拉致された。このうちの一人、金英男(キム・ヨンナム)さんは北朝鮮で日本人拉致被害者の横田めぐみさんと結婚した。

 ターナー氏は今年2月に韓国と日本を訪問した際、新潟で横田さんが拉致された現場付近を視察した。

 この日のフォーラムには、在韓日本大使館の山本文土政務公使がパネラーとして出席。日本人拉致被害者の帰国に向けた努力や北朝鮮との交渉状況を説明した。

 また、北朝鮮人権問題に取り組む専門家や拉致被害者家族団体の関係者は、昨年に韓米日の首脳が拉致被害者、拘束者、韓国軍捕虜問題の解決に向けた共同努力に合意したことに触れ、日本側に協力を呼び掛けた。

 山本氏はこれに対し、拉致問題に関して国際協力が重要だと考えるとの見解を示した。

 今回のフォーラムは、今月初めに国連人権理事会で採択された北朝鮮の人権侵害を非難する決議を受け、北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)の後続報告書の作成に関する専門家の意見を聞くために開かれた。

 金長官は開会のあいさつで、「政府は拉致被害者、拘束者、国軍捕虜問題解決のため、いつにも増して積極的で多様な努力を続けている」として「北の誤った行為が再び起こらないよう、韓米日3カ国だけでなく国際社会皆が強力で断固とした声を上げなければならない」と強調した。

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