▲ロシア軍の砲弾の破片に記録されたハングル。ロシア軍がウクライナに向けて発射した。/写真=ウクライナ・ハルキウ捜査局長のSNS(交流サイト)

 【NEWSIS】「北朝鮮からロシアに提供されたミサイルはその攻撃の成功率がわずか50%ほど」とウクライナが主張した。

 「ウクライナ検察総長室が分析した結果」としてFOXニュースやTVPなど外信各社が7、「日(現地時間)に報じた内容によると、ロシア軍は昨年12月末から今年2月末にかけてウクライナ攻撃に50発以上の北朝鮮製弾道ミサイルを使用したが、そのほぼ半分が空中で爆発し目標を攻撃できなかったという。

 ウクライナの捜査官はこの北朝鮮製ミサイル50発以上のうち21発の残骸を詳しく分析した上で、このような結論に至ったという。ウクライナ検察総長室はロイター通信とのインタビューで「北朝鮮から提供されたロケットのうち、半分は軌道から外れ早期に爆発した」と説明した。

 北朝鮮製ミサイルの残骸は首都キーウとその周辺で3発、東部のハルキウや南部のドネツクなどで20発以上が回収された。

 ウクライナ検察は「イスカンデル型戦術誘導ミサイル『火星11型(KN23)』が使用された」と明らかにした上で「このミサイルが最後に使用された記録は今年2月27日」とも明らかにした。

 ウクライナ検察はロシアによる戦争犯罪について捜査を続けている。

 ウクライナ国防省情報総局(GUR)のバディム・スキビツキー副局長は「北朝鮮がロシアに提供した砲弾の半分は不良品」と以前から指摘してきた。

 スキビツキー副局長は「現在の統計から推測すると、ロシアは北朝鮮からすでに150万発の弾薬を輸入した。しかしこれらは1970-80年代に製造されたもので、うち半分は作動せず、残りは修理か点検をしないと使えない」との見方を示した。

 ロシアが信頼性の低い北朝鮮製の武器を使用する理由については、「ロシアの考え方が質より量を重視するため」と指摘されている。

イ・ミョンドン記者

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