韓国大統領選
対北送金と政治資金巡り元・前京畿道知事の李在明・金文洙両候補が激しいバトル 大統領選TV討論会
6月3日投開票の韓国大統領選挙に出馬した韓国最大野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)候補と、与党・国民の力の金文洙(キム・ムンス)候補が18日、初めてのテレビ討論会で神経戦を繰り広げた。
【表】李在明代表関連事件で逮捕・起訴された主な人物
金文洙候補は最初の自由討論で、「李在明候補は違法な北朝鮮向け送金で裁判を受けている」とした上で、「このような状態でどうやって経済を立て直すことができるのか」と指摘した。
さらに、金文洙候補は「李華泳(イ・ファヨン)元京畿道平和副知事は懲役7年8カ月の判決を受けた。知事が知らない副知事の懲役刑はあり得るのか」として問い詰めた。昨年12月、李華泳・元副知事は北朝鮮向け送金を巡る控訴審で懲役7年8カ月の実刑判決を受けている。
これに対し、李在明候補は「無理のある起訴だ。対北朝鮮事業そのものは当然知っているが、民間業者が私のためにこっそりと金を渡したことがどうやって分かるというのか」と反論した。
李在明候補は続けて、「金文洙候補が京畿道知事だった時、政治資金に関してご本人だけが『嫌疑なし』となった」と指摘した。これに対して、金文洙候補は政治資金事件について「知らなかった」と答えた。
チャン・セヒ記者、パク・ハンソル記者