米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が選ぶ「21世紀最高の映画100選」で、ポン・ジュノ監督の映画『パラサイト 半地下の家族』(2019年)が1位になった。パク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』(2003年)は43位、ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』(2003年)も99位に選ばれた。

 今回のランキングは、2000年1月1日以降に公開された映画を対象に、有名監督・俳優・プロデューサー・評論家など500人を対象にアンケート調査を行い集計したものだ。1人当たり最大10本の映画を選ぶことができる。映画監督ソフィア・コッポラ、俳優ジュリアン・ムーア、ソニー・ピクチャーズのエイミー・パスカル元会長らが『パラサイト 半地下の家族』を挙げた。

 NYTは『パラサイト 半地下の家族』について、「ポン・ジュノ監督特有のジャンル破壊的な演出力を見せた」「米国で公開された時、彼は芸術映画界の人気監督の1人だったが、終映のころにはアカデミー作品賞を含むいくつかのオスカーのトロフィーを手にした世界的なスターになっていた」と紹介した。『オールド・ボーイ』については「最後まで挑発的で不快で、ラストシーンのぞっとするような曖昧さまでもが観客を揺さぶる」と評した。

ピョン・ヒウォン記者

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